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暦と運気の関係|昔の日本人が使った暦「十二直」

日々の生活の中で、カレンダーを見る機会は多いですが、そこに記された「暦」の意味を意識したことはありますか?

現代のカレンダーには六曜(大安や仏滅など)が記載されていることが多く、冠婚葬祭の日取りを決める際に参考にされることもあります。しかし、日本にはもっと多くの暦があり、古くから私たちの生活や運勢に深く関わってきました。

今回は、昔の日本人が大切にしていた「十二直(じゅうにちょく)」についてご紹介します。

運を生活に取り入れたいなら知っておきたい!

暦にはさまざまな種類があります。

  • 六曜(大安・仏滅など)
  • 旧暦(太陰太陽暦)
  • 二十四節気(立春や冬至など)
  • 干支(十二支と十干の組み合わせ)
  • 十二直(日ごとの吉凶を表す)

これらは単なる日付の記録ではなく、自然の流れと調和しながら生きるための知恵として受け継がれてきました。

中でも「十二直」は、今でいう「六曜」のように日々の行動指針として活用されてきた暦です。

十二直とは?

十二直は、古代中国の天文学を基に作られたもので、北斗七星の位置を基準に12種類の「吉凶」を定めています。

十二直意味適した行動
建(たつ)新しいことは始めない
除(のぞく)厄払い、掃除
満(みつ)移転
種まき旅行、交渉、習い事
定(さだん)契約、結婚、売買
執(とる)神事、祝い事
破(やぶる)契約、祝い事
危(あやぶ)結婚、契約、売買、入居
成(なる)結婚、商売、契約、仕事は吉
納(おさん)仏事、出行
開(ひらく)建築、移転、学び始め
閉(とづ)動土、事始め

このように、十二直は日ごとの運勢や行動の吉凶を示し、昔の日本人はこれを参考にして重要な決断を下していました。

個人的にも六曜よりも、より実用的で当たるものだと思っています。

日本の文化と自然との深いつながり

暦を意識することで、私たちは自然のリズムと調和しながら生活することができます。

例えば、

  • 二十四節気を参考に季節の移り変わりを感じる
  • 干支を使って年ごとの運気を読む
  • 十二直を見て、その日の行動を決める

こうした暦の活用は、日本古来の「自然と共に生きる」知恵の一つです。

神道的視点から見る「暦」

神道では、自然の流れや天体の動きを尊び、それに沿った生活を送ることが大切とされています。神社の祭事も旧暦や二十四節気に基づいて行われることが多く、暦は神と人とをつなぐ重要な役割を担っています。

例えば、

  • 立春(二十四節気)には神社で厄除けの祈祷が行われる
  • 大安の日には神前結婚式が多く行われる
  • 吉方位として九星を扱っている

このように、暦を意識することで、日々の生活がより豊かになり、自然の流れに沿った生き方ができるのです。

私自身と暦の関わり

正直に言うと、私も昔は暦をまったく気にしていませんでした。

私の家族もそうだったので、お正月や節分など一般的な行事は経験していたものの、特に深く暦を意識することがなかったのです。

ではなぜ、今は暦を大切にしているのか?

それは、占いを学んだからです。

命占という生年月日を使う占いを学び、鑑定を重ねるうちに、たった数分の違いで運勢が全く異なることを身をもって知りました。運気は星と密接な関わりがあり、宇宙のエネルギーや自然界の法則が私たちの人生に影響を与えていると実感しました。

暦はまさに、そのエネルギーの流れを示すもの。

たとえば、月の満ち欠けもそうです。私たちは星や自然のエネルギーの影響を受けながら生きており、それを意識することが、自分自身の流れを整えることにつながるのだと考えています。

自然のリズムと歩む|星のエネルギーとの調和

現代では、西暦が主流となり、昔ながらの暦を意識する機会が減りました。しかし、古くから日本人が大切にしてきた「十二直」や「二十四節気」などの暦を知ることで、自然と調和した豊かな生き方が見えてくるかもしれません。

暦を意識し、生活に取り入れることで、より良い運気の流れをつかみましょう。

あなたも、明日の暦をチェックしてみませんか?