「もっと視野を広げたほうがいい」
「今の考え方は狭いのかもしれない」
そんなふうに思っているとき、
実は人は一番、視野が狭くなっています。
なぜならそこには、
焦りや正解探しが入り込んでいるから。
視野が狭くなる本当の原因は「緊張」
視野が狭い状態とは、
能力や知識が足りない状態ではありません。
- うまくやらなきゃ
- 失敗できない
- 今のままじゃダメかもしれない
この心の緊張が、
目の前の情報だけを見させてしまうのです。
だから、新しい視点を足そうとしても、
かえって疲れてしまう。
運が動き出すのは、視野を広げたときではない
多くの人が誤解していますが、
運が動く瞬間は
「なるほど!」と気づいたとき
ではありません。
「あ、今はこれでいいかもしれない」
そう力が抜けた瞬間です。
そのとき、自然と
- 目に入らなかった景色
- 以前は気にならなかった言葉
- 何気ない選択肢
が、静かに浮かび上がってきます。
私が視野の変化を感じたのは「頑張るのをやめたとき」
以前、文章力を上げようとして
誰かの文章を写経していたことがあります。
でも、上達しようと思っていたときは、
正直あまり変化を感じませんでした。
変わったのは、
「今日はただ写してみよう」と思った日。
評価も成長も考えず、
ただリズムを感じていたとき。
そのとき初めて、
- 改行の意味
- 言葉の間
- 書き手の呼吸
が、自然と入ってきました。
視野は「広げるもの」ではなく「戻るもの」
「視野を広げる」という言葉は、
新しい知識を得ることや、経験を増やすことを意味して
よく使われます。
それも、確かに大切なことです。
でもここでお伝えしたい視野は、
少し違うところにあります。
本来の視野とは、
何かを付け足して広げるものではなく、
元の状態に戻っていくもの。
子どもの頃のように、
決めつけず
急がず
比べず
ただ、物事をそのまま眺められる状態です。
本来、視野は広いのです。
心の緊張がほどけ、
余計な判断が静まったとき、
視野は自然と「戻って」きます。
その状態になると、
運は「上げるもの」ではなく、
もともと巡っていた流れに
気づくものだったと分かってきます。
今、視野を広げることは考えなくていい
もし今、
- 行き詰まっている
- 同じことばかり考えてしまう
- 何をしてもピンとこない
そんな状態なら、
視野を広げる必要はありません。
まずは、
- 深呼吸する
- 今日一日を静かに終える
- 無理に答えを出さない
それだけで十分です。
視野は、心が静まったあとに自然と開く
視野は努力で開くものではありません。
心が静まったとき、勝手に戻ってきます。
運も同じです。
追いかけなくていい。
広げようとしなくていい。
今はただ、
力を抜くことが一番の近道です。

