自分を呪う感情からの解放|自己否定の原因と自己受容へのステップ
私たちは時に、自分自身に対して強い不満を抱くことがあります。
「なんでこんな体で生まれたんだろう。」 「どうして自分はこうなの。」 「なんで自分ばかり嫌な目に合わなきゃいけないの。」
こうした思いが積み重なると、やがて自己否定へと変わり、自分自身を呪うような感情が生まれてしまうこともあります。私は、自分に対する劣等感から長い間、自分で自分を恨んでいました。しかし、その状態から抜け出すまでには20年近くの時間がかかりました。
自己否定と責任転嫁の関係
物事がうまくいかないとき、私たちは誰かのせいにしたくなります。そして、自分に対して不満を抱くことも、一種の責任転嫁だと私は考えています。
「自分が悪いからこうなった。」 「自分には価値がないから仕方ない。」
こうした考え方は、一見すると責任を引き受けているように見えますが、実は自分を過度に責めることで問題の本質から目をそらしているのかもしれません。本当の意味で問題と向き合っていないのです。
自分を呪うことの影響
中学生の頃から、私は自分を否定し続けていました。その呪いのような思考は、私の人生に影を落とし、気づけば20年もの時間が経っていました。
しかし、あるとき私は気づきました。
「このままでは何も変わらない。自分で自分を呪っていても、苦しみが増すだけだ。」
そこから少しずつ、自分を責めることをやめる努力を始めました。
呪いは恨みから始まる
「恨み」とは、一言で言えば「解消されない怒りや悲しみが内に蓄積されたもの」です。日本の民俗学では、恨みは「呪い」と深く結びついていると考えられています。
歴史的に見ても、恨みを晴らすための呪術や儀式が存在しました。これは、恨みを具体的な呪いの行為として捉え、その効果を期待する文化があったことを示しています。
無自覚だったとしても、自分責めの「言霊」や、現状の不満の「想い」の力が働くのです。
結果して、自分が自分を呪うことになります。
神道において、「穢れ(けがれ)」とは、心や体にたまるネガティブなエネルギーを指します。恨みを抱くことは、まさに穢れを溜める行為であり、魂を重くし、人生に悪影響を及ぼします。つまり、自分を呪うことは、魂を自ら傷つける行為なのです。
自己受容へのステップ
- 現実を受け入れる
- 「なぜ、そうなったのか?」
- 「どうしたら納得できるのか?」
- 思考の癖を知る
- 自分を責めることが習慣になっていないか?
- 無意識に「自分が悪い」と決めつけていないか?
- 自己否定をやめる努力をする
- 「私はダメだ」という言葉を「私は成長中だ」に変える。
- できたことに目を向け、小さな成功を積み重ねる。
- 周囲の変化を感じる
- 自分を受け入れることで、他人との関係にも変化が生まれます。
- 「最近雰囲気が変わったね」と言われることが増えました。
呪いを解くのは自分自身
負の感情に囚われていると、私たちは無意識のうちに「負のオーラ」をまとってしまいます。しかし、それは努力次第で変えることができます。
私も長い間、自分を呪い続けました。しかし、少しずつ「自分を受け入れること」を意識するようになり、人生が変わりました。
運気は自分が作り出す。本当にその通りで、運は受けるだけでなく、作ることもできるのです。
でも多くの場合、受ける運の話ばかりです。
もし今、あなたが自己否定の渦に飲み込まれているなら、一歩ずつでいいので、自分と向き合ってみてください。
自分を呪うことから解放されると、世界が違って見えてきます。
あなたの人生を、あなた自身の手で明るいものにしていきましょう。