和の精神で紡ぐ、新しい自分への道

神道の視点で探す『自分に向いていること』|自然と調和した天命の見つけ方

理想の自分を探して迷子になっていませんか?

「自分に向いていることは何だろう?」と考えるとき、多くの人は、自分のやるべきことや使命をセットで考える傾向があります。その結果、「理想」や「使命」という視点で向き不向きを探してしまいがちです。

しかし、神道の視点に立つと、その答えはもっと身近で、自然と調和したところにあるのです。

神道における「自然との調和」

神道では、神様は特別な存在ではなく、すべてのものに宿るとされています。私たちの日常生活にも、そんな神様からのヒントが隠されているのです。

神道の中心的なテーマの一つに「自然との調和」があります。

これは、私たちが無理に何かを作り上げようとするのではなく、自然の流れに身を任せることで、物事が最善の形で成り立つという考え方です。

自分に向いていることもこれと似たプロセスで見つけることができます。それは「努力して続ける」ものではなく、「自然に続いている」ものに目を向けることから始まります。

「続いていること」「増えていること」に注目

自然界を見てみると、春には芽吹き、夏には成長し、秋に実り、冬に静まるという循環があります。このサイクルは誰かが指示して動いているわけではなく、自然の力によって自ずと成り立っています。

私たちの生活や行動も同じように、無理なく「続いていること」や「自然と増えていること」が、自分に合ったもの、つまり「天職」や「向いていること」のヒントになります。

たとえば、趣味や興味があることに気づいたら、そこに目を向けてみてください。気がつけば知識が増えたり、夢中になれる時間が増えていたりするものはありませんか?

神様とのつながりを感じる

神道では、「八百万の神」という考え方があります。これは、あらゆるものに神が宿るとされる思想です。自分の中にも神様が宿っていると考えると、自分自身の感覚や好奇心は、神様からのメッセージとも言えます。

何かに夢中になり、知識や経験が自然に増えていくとき、それは神様がその道を後押ししてくれている証拠かもしれません。こうした感覚に耳を傾け、自分の中の「神様」が喜ぶものを見つけていきましょう。

「打算」を手放し、純粋な喜びを見つける

神道の祭事や祈りには、感謝の心が重視されます。同じように、自分に向いていることを見つけるには、「こうしたら得をする」という打算を手放し、純粋に心が満たされるものに目を向けることが大切です。

たとえば、私は占いが好きなのですが、専門書を集めるのも、他人のためではなく、自分の心を豊かにする行為だからこそ自然に続きます。その結果、知識が深まれば深まるほど、目の前の方が幸せになるために貢献ができるようになります。

料理が好きな人なら、それに伴って参考書や道具が増えていくでしょう。食器にもこだわりが出てくるかもしれません。こうした自然な増加や広がりこそが、自分に向いているものの証です。

まずは自分が幸せになること。その先に、人の幸せを願うことにつながります。他人のために動く前に、まずは自分を満たすことから始めましょう。

自然と「増える」ものを信じる

神道では、神様からの贈り物である自然の恵みを受け入れ、大切にすることが幸せにつながると考えられています。同様に、自分の中で「気づいたら増えていた」知識や経験、時間を忘れて没頭していた趣味などは、自分に向いていることの大きなヒントになります。

それを尊重し、信じることで、自然に心身が調和し、運気も上昇していくでしょう。

「天命」は無理せず見つかる

自分に向いていることを探すためには、「自然に続いているもの」「無理なく増えているもの」を見つけることが大切です。それは、自然と調和し、神様からの贈り物を受け取る生き方に通じています。

打算や無理をせず、自分の中にある自然な流れに気づき、それを大切に育てていくことで、「本当に自分に向いていること」が見つかるはずです。

もし『自分の天命を見つけるのが難しい』と感じたら、客観的な視点を得ることも一つの方法です。個別セッションでは、あなた自身が気づいていない可能性を一緒に探すお手伝いをしています。

客観的な視点で自分のことを見てほしい方は、ぜひご検討ください。